後発白内障とは
白内障は「水晶体嚢」という袋に包まれていますが、白内障手術では水晶体嚢の中の白内障のみを除去し、残した透明な水晶体嚢の中に眼内レンズを挿入します。この水晶体嚢が数カ月~数年で白く混濁してくることがあり「後発白内障」と呼ばれます。これは白内障が再発したのではなく、水晶体嚢内面の上皮細胞が薄く増殖したもので、そのままでも害はありませんが、視力に影響を来した場合はレーザーで治療ができます。
治療方法
当院に設置しているNIDEK社のYAGレーザーを用いて、後発白内障を生じている水晶体嚢の中央のみを除去します。治療時間は通常3分程度です。レーザー後は透明な眼内レンズのみを通して見るようになるため、速やかに視力は改善します。